目的に合わせたHPのタイプや機能

POINT

  • BtoBなのか、BtoCなのかクライアントとビジネスモデルに合わせたサイト戦略
  • モノやサービスを売りたいECサイト、マーケティング/CRMサイトなのか?
  • あるいは、採用、IR,社会活動を広報する企業PRサイトのタイプなのか?
  • 検索、予約、購入、申込み、シミュレーションなどサイトに実装する機能は?
  • PCなのか、携帯も含めるのか、再生端末を決定する

一口にサイトを分類するといっても様々な切り口が存在する。目的や想定ユーザー層によって分類したり、サイトに持たせる機能などによって分類しることもできる。たとえば、若い未婚女性を対象にしたBtoCのアクセサリ販売サイト、福利厚生に困っている企業の総務部門向けのBtoBの業務支援アプリケーションのマーケティングサイト、環境対策に熱心な会社による社内リサイクル活動の報告サイトなどサイトによって目的も対象も実に多岐にわたっている。しかし、ホームページ作成の数だけホームページの種類やタイプがあるわけではない。大きく分類すると、モノやサービスを売って利益を得ることを目的にしたマーケティングがメインのサイトと企業のステークホルダーに必要な情報を開示するためのPRがメインのコーポレートサイトの2種類に分けられるだろう。マーケティングサイトは必ずしもサイトで直接ものやサービスを購入してもらう必要はない。潜在的なニーズのある顧客の情報を蓄積したり製品に関する問い合わせを受けるだけでも大きな成果といえる。要は、企業の存在意義でもある利益につながる行為なのか、ということだ。マーケティングは売れるしくみのことを指すが、サイトがその一部の機能でも担っているのであればマーケティングツールとして役割を果たしているといえる。

もう一方のコーポレートサイトは、企業の社会に対しての広報活動だ。これは最近話題のCSRのことを含めたものだ。いくら利益を得ても従業員や株主、ひいては消費者や社会全体に対して貢献していないと意味がない。そのため、社会に対してどのような活動を行っているかを報告する必要がある。企業のPRサイトの多くはこのタイプに多い。株主に対して財務や業績に関する情報を開示するIRサイト、就職転職者など求職者に対して採用活動を開示するリクルーティングサイトなども該当する。特に最近では、環境の配慮、地域社会への貢献活動、品質管理の取り組みなどをサイトでアピールする企業も増えている。

また、サイトの目的や機能だけでなく、最近は携帯端末での再生を前提にサイト構築するケースも少なくない。しかし、携帯はキャリアや機種間での互換性をとるのが大変だ。同じコンテンツでもPCだけを対象にするのか、携帯などの閲覧を視野に入れるのかで制作は大きく変わるだろう。このようにサイトを分類するのはクライアントが欲するサイトの最終形態を具現化するうえでも有効だ。オリエンテーションではこうしたサイトのタイプや備えるべき機能についてもしっかりヒアリングしておきたい。