色について

われわれがふだんPCのディスプレイで見ている色は電磁波の一種である。具体的には電滋波の380-780nmの範囲を色として見ている。その範囲をスペクトルという。 色は物体に当たった光の一部が吸収され、吸収されなかった光は物体の表面で反射し、その光が眼球から網膜に入ることで色を感じ取っているのである。つまり、色とは光を媒介とした一種の感覚であるということもできる。物体の表面色はある色で染められているからその色として見えるように思われるが、実際われわれの目にはその 物体を照明する光の性質によって異なった色として見えているので ある。

色には3つの性質がある。それは色相、明度、彩度でこれを「色の 三属性」という。色相は赤、黄、緑、青など色みの違いを表し、色 相は一般的に「色相環」と呼ばれる環の中に段階的に色を配置することで表現される。色相環は、万有引力の発見者として有名なアイザック・ニュートンが混色の予測を行うためにスペクトルの両端を結んだのが始まりで、現在でも多くの表色系で使われている。明 度は明るさの度合いを表す。明度のもっとも高い色は白、もっとも低い色は黒でその間に無数の灰(グレー)のグラデーションが存在する。 その軸の白、灰、黒を「無彩色」と呼ぶ。無彩色以外の有彩色には同じ明度の無彩色が必ず存在する。カラー写真を白黒写真にして も明度の関係が変わらないのはこのためだ。  明度は色の三属性の中で色の強さにもっとも関係している。隣接する色の明度差があるほど、鏡界部の見え方は強くなる。彩度は色みの強さを表し、明度の軸と直交する関係にある。無彩色の軸から離れるほど彩度は高くなり、もっとも遠い位置にある色をその色相の 純色という。同じ色相で彩度の違いを判別することは比較的容易だが、色相が異なると色相と明度の差が優先されるために、彩度の高低を判別することが難しくなる。